1 Mar 2017
今回は焼酎のお話し。
その名も【橙龍峰】、
【とうりゅうほう】って、読みます。
この芋焼酎、
原料に使われている芋は、
「タマアカネ」。
そうです、
あの【茜霧島】と同じ芋なんです!!
茜霧島は以前に書いているのでご参考までに⬇
原材料であるタマアカネは、
どうやら米国品種を改良したものらしいです。
こちらのサイトに詳しい説明があるので参考にしてください。
「タマアカネ」はアメリカ合衆国から導入した高カロテン品種「Resist」を母、多収でいもの外観が優れる加工用系統「九系179」を父とする交配後代から選抜した醸造・加工用の新品種です。
農研機構より抜粋
さて、
使われている原料である「芋」は同じですが、
では、
肝心のお味の方は、どうなのでしょう?
霧島酒造の本家本元【茜霧島/あかねきりしま】は、
とってもフルーティーな味わいが特徴でした。
そのフルーティーさが芋焼酎と言うよりは日本酒に近い飲みくちで、
ストレート、ロック、ソーダ割りなど、どんな飲み方でも美味しいお酒でした。
そんな【茜霧島/あかねきりしま】と同じ芋を使っている焼酎となれば、
否が応でも期待は高まります。
裏のラベルを見ると、
原材料は「さつまいも」と「米麹」とあり、
アルコール度数も25°で、茜霧島と同じです。
表のラベルの横の方には、
『鹿児島県産タマアカネ使用』『黒麹仕込』と書いてあります。
おもむろに開栓し、
グラスに注ぎます。
そして、ひとくち。
『おっ!?フルーティー!』
です。
さすが品種改良されたサツマイモは違います。
そして、
ふたくち目。
『うん?少し余韻が弱いかな。』
三くち目。
『味わいも、少し薄い。』
ここで氷とソーダを投入。
いわゆる甘くないチューハイです。
そして、グビリ。
『うん、悪くないが・・・。』
どうしても、
茜霧島のことが頭から離れないので、
この【橙龍峰】が普通に思えてしまいます。
その後、
何杯か飲み方を変えて飲んでみましたが、
なんというか、
余韻とか味わいが期待通りではありませんでした。
同じ芋に米麹で作っているにも関わらず、
ここまで味わいが違うとは・・・。
やっぱり、
【茜霧島/あかねきりしま】は、別格なのか。
この違いは、
芋を育てている「畑」の違いなのか、
それとも醸造技術の違いなのか、
麹のポテンシャルの違いなのかは、
全く分かりませんが、
私にとってみれば、
それこそ「雲泥の差」がありました。
まあ、
ワインでもブドウ品種が同じで、
畑も道一本隔てているだけの立地だけで、
相当味わいが違ってくるので、
致し方ないというところでしょうか。
この【橙龍峰/とうりゅうほう】を飲んだ後に思ったことは、
【黒霧島】の方がうまいんじゃない!?
でした。
そうかぁ〜、
霧島酒造の醸造技術は、
スゴイんだね!!
では、この辺で。
【結論】
【橙龍峰】はタマアカネを使った芋焼酎だが、
茜霧島とは似て非なる物である!!
やっぱり、
無理してでも【茜霧島】を飲んでみろ!!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。