12 Sep 2016
このヘンテコなBLOGワインシリーズの最初の方でご紹介した以下の記事、
の【pudú / プードゥ】シリーズに新しいラインナップが登場した。
その名も、
【 Pudú / Melrot Carmenere 】
プードゥ/メルロー&カルメネール
だ!!
裏のラベルは、こちら。
このワインのセパージュ(混合比)は、
メルロー85%にカルメネールが15%の割合。
メルローはフランスワインでも有名なブドウ品種だが、
もう一方のカルメネールはチリやイタリアでの生産がほとんどだろう。
もっとも、
カルメネールは近年までメルローと思われていたらしく、
ブドウ品種的にも味わい的にも、
ほぼ”メルロー”と言っても過言ではないだろう。
そんな蘊蓄は、
我々、安うまワインを楽しみたいだけの者にとっては、
どうでもいいことである。
では、
飲んでみましょうか。
まず、ひとくち目。
「おっ!?意外と濃い。」
「でも、スッキリ感がある。」
冒頭の「カベルネ・ソーヴィニヨン&シラーズ」とは、
少しアプローチが違うが、
ワイン好きが求める味わいを理解してくれていると、
思った。
安いワイン(¥500前後)と言えど、
飲んだ後に、
口の中に残るワインらしい果実味が欲しい。
そして、
ワインを飲んでいるという実感を持ちたいのだ。
そこに、
その土地らしいテロワール的な風味もあると、
そのワインの価値は、
自ずからグッとあがるものだ。
そんなワイン、
ワンコインあたりでは、
存在しないだろう・・・。
と、
お嘆きの貴方。
なんと、
ココにありました!!
この
【プードゥ/メルロー&カルメネール】
ヴィンテージ(生産年)こそ入っていないが、
ワインらしい果実味、
赤らしい味の重たさ、
口に含み喉に流し込むときに顔を出す香り。
そのどれもを兼ね備えています。
この【Pudú】シリーズをブラインドで飲んだら、
こいつが一番高いと思うでしょう。
そのくらいの「ワインらしさ」を持っています。
この、
なで肩のボトル形状といい、
高級感のある、
紫がかったカラーリングといい、
さらに、
あのアルマヴィーヴァと同じ蔵元といい、
なんだか、
¥500を超越しておりますな。
なんと言っても、
私が好きな赤の品種である、
「メルロー」と「カルメネール」のセパージュです。
まるで私の為に、
メルシャンが作ってくれたのではないか!?
と、思ってしまうような出来映えの安うまワインです。
とまあ、
良いことばかり書いていても、
胡散臭いので、
少し気になる点を。
テロワール的な香りが、
このワインには備わっています。
香りと言うよりも、
後味に近いと思います。
その後味が、
微妙に、
私の苦手な「南仏」っぽいところがあります。
カベルネ・ソーヴィニヨンで言うと、
飲み終わった後の、
キリッと来る渋み見たいな感じです。
その感じが、
ちょっとグルナッシュとかシラー的な感じがします。
これは個体差なのかも知れないので、
なんとも言えませんが、
体調の悪いときには飲まないかも知れません。
そもそも、
体調悪いときは、
酒なんか飲むなよ!と、
言われそうですが、
正にそんな感じで、
気にすることもないのかも知れませんね。
なんか良いことばかり言うのも、
あれだったので、
書いてみました。
私は、
このワインを開けたときは、
シャリアピン・ステーキを合わせたのですが、
このワインとマッチするのは、
もうちょっとクセのある肉系が良いのかも知れません。
レバニラとか、
焼き肉のレバーとか、
鴨肉なんかも合うような気がします。
ホルモンの味噌味なんかも良いと思います。
ちょっと鉄っぽさがあるものとか、
ジビエ的なものがいいんじゃないでしょうか?
また、
今度試してみたいと思います。
それでは。
【 結論 】
新しいPudú シリーズの
【 Pudú / Melrot Carmenere 】
プードゥ/メルロー&カルメネール
は、他の安うまワインとは、
一線を画した上質な味わいである。
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