15 Sep 2016
さて、
さて、さて、
前回の新しい【Pudú】シリーズ、
【 Pudú / Melrot & Carmenere 】と同時期に発売された白ワインのご紹介です。
その名は、
【 Pudú / Sauvignon Blanc & Semillion 】
プードゥ/ソーヴィニヨン・ブラン&セミヨン
です。
この白ワインのセパージュは、
シャルドネと双璧をなす品種、
ソーヴィニヨンブランと、
甘みを足す為によく使われるブドウであるセミヨンのブレンドです。
比率は裏のラベルに書いてある通り、
ソーヴィニヨンブラン85%にセミヨン15%となっております。
このワインも、
他の【Pudú】シリーズと同じくノン・ヴィンテージですね。
通常ワインにとっては、
ヴィンテージ(ブドウの収穫年)はとっても大事なものです。
毎年、
今くらいの時期になると、
今年のボージョレはどうだとか、
今年はブドウの出来が良いのでビックヴィンテージになるぞとか、
いろいろとワイン関係の人は、
そうゆう情報を発信し出すのが常だと思います。
で、
実際のところ、
同じワインの銘柄なのに、
毎年、
味わいが大きく違っていたりします。
私自身も、
ちょっと高目なワインを購入する時は、
このヴィンテージ(ブドウの収穫年・生産年)を
最も重要視する項目のひとつとしております。
私個人的には、
フランスで言うならば、
2005/2009のワインを買っておけば、
大体、大外しはありません。
ボルドー・ブルゴーニュ共にOKな年です。
さて、
話を元に戻しますが、
今回取り上げた【Pudú】シリーズ。
その最も重要とも言える「ヴィンテージ」がないのです。
しかし、
このPudúシリーズの場合は、
これでイイんです。
理由は、
安うまワインでありながら、
高品質なワインを提供する為には、
ヴィンテージよりも、
【味わい】を重要視したいからです。
無理してヴィンテージを入れることよりも、
毎年、安定した優れた味わいを追求した方が、
結局の所、
我々消費者にはうれしい事につながるからです。
敢えて商品名は出しませんが、
ある白ワインなど、
‘2015ヴィンテージにも関わらず、
ボトルの首の所に
「2013年11月号掲載企画・1500円以下の赤・白 極旨ワイングランプリ 白部門 第1位選出」
と、
デカデカと掲げています。
企画が2013年の物なので、
おそらくこの時のヴィンテージは’2012ではないでしょうか?
つまり、
3年も前の過去の栄光から抜け出せていないのです。
それで、
”第1位”の味わいならば問題ないのですが、
正直、
その後の1位は獲れていないと思います。
安うまワインの価格帯で、
ヴィンテージを入れる事自体は、
素晴らしいことだと思います。
しかしながら、
ヴィンテージにこだわり過ぎる余りに、
”味わい”を二の次にしてしまっては、
元も子もないのではないでしょうか・・・。
もうちょっと、
言い方を変えれば、
それだけ、
実売価格¥500前後のワインで、
品質を維持するのは難しいと言う事でしょう。
少し、
言葉が出すぎました。
で、結局、
何が言いたいかと言えば、
この【Pudú】シリーズは、
ヴィンテージが入っていないが、
それは安定したワインの品質、
特に味わいを大切にしているからだと、
思った次第であります。
だから、
ノンヴィンテージで、
イイんです。
他のノンヴィンテージワインと比べると、
この【Pudú】シリーズは、
値段以上の満足感が得られるのです。
さて、
さて、
さて。
味わいは、どうでしょう。
いざ飲むと、
やはり、
ソーヴィニヨンブランが主体のワインです。
酸味が立っていて、
喉ごしがスッキリとしています。
セミヨンの15%が、
程良い甘みと香りを引き立てています。
正にソーヴィニヨンブランの白ワインを飲んでいる、
と言う実感が湧いてきます。
先の、
全然違う酸味具合です。
ですから、
従来のソーヴィニヨンブランが持っている酸味が好きな方に
おすすめのワインとなるでしょう。
私は、
元々シャルドネの方が好きなので、
セップドールとプードゥのどちらを買うか?
と、聞かれたら、
よりシャルドネの味わいに近いセップドールをチョイスするでしょう。
しかしながら、
少し汗ばむ季節、
初夏とか秋口なんかは、
このプードゥの酸味の方が、
良いのかも知れません。
日本の食卓に並べるのなら、
間違いなくプードゥの方が、
いろいろな料理に合わせやすいのでは、ないでしょうか?
このワインは、
良くも悪くもソーヴィニヨンブランの特徴を出しているワインです。
ですから、
ソーヴィニヨンブラン好きな方には、
とってもおすすめのワインとなるでしょう。
それにしても、
¥500で、この味わいは大したものですな。
【 結論 】
新しい【Pudú】シリーズは、
赤も白も上品さが漂っている。
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