3 Mar 2016
今日は2度目の登場である
【 pudu / Cabernet Sauvignon Shiraz 】
「プードゥ/カベルネ・ソーヴィニヨン&シラーズ」
を再検証してみたいと思います。
前回の記事はこちら➡クリック
この【pudu/プードゥ】シリーズは、
非常にコストパフォーマンスが優れたワインで、
大抵のスーパーやデパートで買えるお手頃なワインです。
実売価格は概ね¥500前後で設定されていると思います。
正に庶民の味方的ワインだと言えるでしょう。
¥500と言っても、
ハーフではなく、
ちゃんと750ml入ったフルボトルワインです。
350mlのビールを2本買うのと同じくらいの投資で、
750mlものワインが飲めてしまうのです。
しかし、
その安さとは裏腹に、
味わいは結構、本格的な赤ワインなのです。
このワインに使われているブドウは、
「カベルネ・ソーヴィニヨン」と「シラーズ」で、
そのブレンド比率は、51:49となっています。
裏のラベルを見てみると、
輸送がリーファーコンテナになっていないようだ。
デリケートなワインで無くとも、
赤道を越えてくるルートでは、
その輸送時の温度管理は非常に重要です。
日本に輸入されてくるワインの相当数は、
この輸送時の「熱だれ」問題を抱えた商品が、
店頭に並ぶことが多いと実感しています。
更に突っ込んで言うと、
熱に弱いワインが真夏においても、
通常の商品棚で売られているのがほとんどだと思います。
せっかく輸送は温度管理がしっかりとされている「リーファーコンテナ」でも、
店頭に来る間の「トラック」内の温度、
お店に到着してからバックヤードに運ばれるまでの間、
直射日光に照らされた屋外に放置している販売店などの杜撰な管理で、
そのワインの品質は著しく劣化してしまいます。
特にコンビニの棚に並んでいるワインなどは、
その傾向が強いと感じます。
同じ銘柄のワインでも、
しっかりとした輸送方法で国内に搬入し、
国内での配送中も温度に気を付け、
店頭販売前のバックヤードでも、
温度管理を怠っていないショップで買うのと、
缶ビールと同じ様な扱い方をしているショップで買うのでは、
天と地ほどの違いがあるでしょう。
幸い、
今の季節は冬なので、
杜撰な管理で扱っても、
それほどワインは劣化しないと思います。
だからこそ、
この季節の安うまワインでも、
美味しく飲めるのかも知れません・・・。
前置きが長くなりましたが、
この「pudu」、
その定温管理のコンテナ輸送でもないにも関わらず、
味わいは十分にいけます。
スクリューキャップなので、
面倒なコルク抜きの必要もありません。
特に赤なら、
冷やす必要も無いので、
近所のスーパーで買ってきて、
飲みたいときにキャップをひねれば、
すぐに美味しいワインが味わえます。
このワインを最初に紹介した後も、
2度ほど別々の場所で買ってみましたが、
その品質は安定している物でした。
販売元のメルシャンは、
逆にそれを狙ってのワイン造りをしていたのかも知れませんね。
そう思うと、
やっと日本でも安くて良いワインが、
気軽に飲める時代がやって来たのかも!?
なにせ日本は、
世界一の醸造技術を持っていると言われる「日本酒」のある国です。
わざわざ海外からブドウの醸造酒を輸入してくる必然性も低かったのでしょう。
しかし、
こう言った「安うまワイン」が、
各社からいろいろ登場してくると、
日本酒も、更に厳しい時代となるのでしょうか?
そんな予兆を感じさせるワインだと思います。
【 結論 】
「プードゥ カベルネ・ソーヴィニヨン&シラーズ」は、
やっぱり安くてうまい!!
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