19 Nov 2015
本日、
2015/11/19は、
11月の第3木曜日。
つまり、
世界的にボジョレー・ヌーボー(ボージョレ・ヌーヴォー)の解禁日です。
フランスで言うところの収穫祭ですな。
そこで祭り的に今年の新酒を振る舞うそうな。
そのイベント用の祝い酒が”ボジョレー・ヌーボー”です。
で、
毎年言われますが、
「今年のボジョレーの出来映えは?」。
テレビ東京系の朝の番組では、
『50年に一度』と言っておりました。
と言うことは、
今年は2015年なので、
マイナス50年すると・・・、
1965年以来の出来映えらしいのです。
へぇー、そうなんだ。
私個人的には【2003】が史上最高だと思っておりますが、
その2003年を越えることが出来るのでしょうか??
では、行ってみましょう。
取り敢えず、
ここ数年来、
ボジョレー・ヌーボーと言えば、
ワインの革命を起こした(!?)と言っても過言では無い、
AEONのペットボトル・ボジョレーです。
重たく、扱いに気を遣うガラス瓶ではなく、
軽く、少々雑に扱っても問題ない「ペットボトル」のワインです。
その為、
空輸されてくるボジョレー・ヌーボーの輸送費を抑え、
当初、破壊的な値段と言われた千円以下の価格を実現しております。
毎年イオンでは、
¥980ボジョレーに始まり、
ちょっと上級キュベのヴィラージュを¥1580位で売り、
ボジョレー・ヌーボーとは呼べないロゼや、
白も並べて売っています。
まあ、販売戦略は大切だと思います。
では、お味の方は?
ずばり、
今年のボジョレーは、
”例年通り”です。
美味しくも、
不味くもありません。
ふつうのガメイ種のワインです。
50年に一度、
なんて信じられませんでした。
まあ、
この時期になると、
毎年のように「今世紀最高」と、
よく耳にするので、
もう慣れっこになっていますよね!?
はい、
政治家の云う政策みたいなものです。
かつて自民党議員だった中曽根康弘が、
選挙前に「大型間接税は導入しない」と言って、
選挙で大勝するやいなや、
その後の政権で思いっきり消費税を導入する手筈を整えました。
あの時から、
政治家は何を言っても嘘にはならない様になってしまいました。
それと同じ様なものです。
毎年「今世紀最高」です。
個人的な意見として、
今世紀内におけるビックヴィンテージは、
‘2003のボルドー、
‘2005のブルゴーニュ&ボルドー、
‘2009のブルゴーニュです。
‘2000のミレニアム・ヴィンテージは、
これから評価が分かれてくることだと思います。
私個人的には、
どっちみちボルドーの評価なので、
どうでも良いです。
さて、ボジョレー・ヌーボーの話しですが、
このイオンの安ボジョレー、
少し気になることがございます。
裏のラベルを見てみましょう。
ピンクの枠内、
【安定剤(アカシア)含有】とあります。
多分、
木のアカシアだと思います。
そのアカシアの樹皮を使っているのでしょう。
一応、アカシアなんで、
天然素材と言えば、天然素材だと言う事でしょう。
でも、
その「木」を、
どうやって添加したのでしょうかねぇ〜?
きっと薬品を使っていると思います。
そうやって、
このワインにタンニン風味をつけ、
そして品質を安定させているのだと思います。
それだからこその¥980円
まあ、
今宵は日本中でワイン祭りなんで、
気持ちよく酔いたい物ですな。
ボジョレー・ヌーボーに乾杯!!
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