21 Nov 2016
ボジョレー・ヌーヴォー第2弾
酒屋チェーン店、
3店のボジョレー・ヌーヴォー2016を
一気に飲み比べてみました。
購入したボジョレーは、
酒やビック【ジャン・ロレ/Jean Loret】
リカーマウンテン【ラ・ベル・ダム/La Belle Dame】
酒屋すぎた【ジャン・フルール/Jean Fleur】
の3本となります。
それぞれの裏のラベルはこちら。左から順にすぎた、リカマン、ビック。
値段はある程度の公平性を保つために、
それぞれ本体価格¥1,000以下の物をチョイスした。
因みに、
左から「酒のすぎた」➡️880円、
中央「リカーマウンテン」➡️960円、
右側「酒やビック」➡️990円
の店頭販売価格であった。
3本とも、
あの「アカシア」は含有されていないようだ。
さて、
味わいの方だが、
前回レビューしたイオン3兄弟ボジョレーよりも、
この3本は、どれもが果実味がしっかりとしていた。
そりゃぁ、
1本¥2,000くらいするボジョレー・ヌーヴォーであれば、
それぞれ果実味もしっかりとしているのであろうが、
なっと言っても、
このサイトは普段から500〜700円くらいのワインを取り上げている訳である。
安いと言えども、
¥1,000もすれば、
約2倍もする金額であるので、
この辺でも充分に高額の部類に入ってくるだろう。
では、
3本それぞれの特徴を・・・、
と、言いたいところだが、
基本、
ボジョレー・ヌーヴォーは、
フランスのボジョレー地区、
同じ葡萄品種で、
同じ醸造方法、
当然同じ期間に栽培されたブドウなので、
そんなに大した違いは出しにくいワインです。
なので、
大まかに述べると、
去年のボジョレー・ヌーヴォーよりも、
口に含んだときの果実味や香りの様なものが、
少なめ。
しかし、
喉に通してゆく時のなめらかさや、
飲み込んだあとの余韻的なものは、
今年の方が、
ブルゴーニュ地方のワインらしいと言えるでしょう。
果実味よりも、
後から感じる酸味が、
それほど強くなく、
口の中で心地よい具合に回るのです。
ガメイらしいボジョレーと言うよりも、
ピノっぽいガメイと表現してもいいと思います。
フランスのピノ・ノワール好きな人にとっては、
今年(2016)のボジョレー・ヌーヴォーは、
安い金額で、ピノ・ノワール的なものを感じられるので、
とってもお得なブルゴーニュワインになることでしょう。
もうちょっと具体的なこと言うと、
一番左のイエローボトル、
酒屋すぎたのボジョレー・ヌーヴォーは、
口に運んだ時のファーストインプレッションは、
他の2本よりも良く感じます。
同じ温度で飲んだとしても、
香りや果実味が、
すぐに口の中に広がる感じです。
ですから、
ひと口だけのテイスティングであれば、
このすぎたのボジョレー・ヌーヴォーが
好印象を与えることでしょう。
次に真ん中のリカマン・ボジョレー・ヌーヴォーですが、
すぎたのボジョレー・ヌーヴォーとは対照的で、
口に含んだときの印象は多少低いと思います。
しかしながら、
抜栓して暫く経つと、
徐々にブドウ本来の味わいが増してきて、
飲んだ後の酸味も頃合いよく、
ガメイ独特の後味もほとんど感じられません。
そして、
右側の酒やビックのボジョレー・ヌーヴォーは、
最初の飲みくち、
飲んだ後の酸味、
ワイン自体の果実味が、
とってもバランスよく表現できていると思いました。
3本の中では、
一番ボジョレー・ヌーヴォーらしいワインだと思います。
ではでは、
283.Life管理人である私は、
どれが一番のお気に入りかと言うと。
それは、
真ん中のリカマン・ボジョレーです!!
理由としては、
一番エレガントなワインであることと、
抜栓後の味わいが適度に変化し、
尚且つ、品質が衰えないところでしょうか。
酸味と果実味のバランスが、
とっても私好みな感じとなっておりました。
この季節、
約¥1,000で、
フランスのブルゴーニュを感じられる赤ワインが
この価格で手頃に手に入るのが、
ボジョレー・ヌーヴォーの良いところですね。
正直なところ、
¥5,000もするボジョレー・ヌーヴォーも売っているのですが、
元々ヌーヴォーはフランス収穫祭のお祭り的なワインなので、
そこまでの金額を出して飲む気にはなれません。
多分、
日本とか中国の富裕層くらいにしか売れないんじゃないのかな?
だって、
¥5,000だすのなら、
ちゃっとした美味しいフランスのピノ・ノワールが
飲める価格だからね。
やっぱり、
マグロの初競り的な値付けだと感じました。
ボジョレー・ヌーヴォーなんで、
美味しい物は早々に売り切れると思うので、
早めに安い物をゲットした方がいいと思います。
一応、
下にリンク貼っておきます。
【結論】
ボジョレー・ヌーヴォーは、安くてもうまいものがある。
¥3,000以上出すのなら、
別の美味いワインを買え!!
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