28 Oct 2015
今日は久々に”破壊力”を持ったワインを発見してしまった。
そのワインの名は
【トロドーロ/ソーヴィニヨン・ブラン】 [ TORO D’ORO / SAUVIGNON BLANC ]
やはり、チリ産のワインである。
このワインの何が、
破壊的かと言うと、
まずはその値段である。
店頭価格『¥398』!!
税抜きの値段ではあるが、
フルボトル720mlである!!
このプライスを見たときに、
思わず「うわっ!!」と口から出てしまった。
このワイナリー” Tunquelen Wines “は、
初めて聞く醸造所であった。
単なるネゴシアンかもしれないが、
公式サイトも存在する。コチラ➡Tunquelen Wines
では、
実際の味わいは、どうなのか!?
さすがに、この値段だけあって、
栓はスクリューキャップ方式である。
瓶の厚みも薄いように感じる。
でも、裏面を見てみると、
「ボトリング:マンズワイン株式会社」となっている。
輸入者は「丸紅食料株式会社」。
バレルで輸入した物を、
国内で瓶詰めしているのだろうか?
まあ、話しは置いておいて、
いざ飲んでみると、
ソーヴィニヨン・ブランでありながら、
酸をあまり主張する白ワインではない。
始めはソーヴィニヨン・ブラン用のグラスを使って飲んでみたが、
別のグラスでも問題なく飲める味わいである。
チリのソーヴィニヨン・ブランと言えば、
もっと酸が立った物が印象なのだが、
このソーヴィニヨン・ブランは、
味わい的なことで言えば、
イタリアのピノ・グリージョに似ている。
少し甘めで、
後味に特徴がある感じだ。
フランスのソーヴィニヨン・ブランをイメージして購入すると、
きっと期待を裏切られることだろう。
それほどに、酸を感じられない白ワインである。(悪い意味ではない)
私的には、
白ワインと言えば「シャルドネ」なので、
このあたりの酸の少なめの味わいは好きな方であるので、
まったく問題にならなかった。
いくらチリワインと言えども、
この値段を付けられると、
ブドウジュースに加糖して、
ワインを混ぜたイカサマワインを想像してしまう。
念の為、
再度、裏のラベル表記を確認すると、
品名は「ワイン」だし、
ブドウ果汁の記述も無い。
まず、
ワインで間違いなかろう。
マンズワインって、
まずワインって、ことなのか!?
話がそれたが、
このワイン、
税抜き¥398-と、
激安のワインだが、
味わいはまったくもって問題が無い。
いや、
むしろ、
アルパカの白よりも飲みやすいと感じるではなかろうか?
グレード的にはアルパカの方が上なのは間違いないが、
普段気軽に飲めて、
いろんな料理に合わせられる白ワインを聞かれたら、
私なら、こちらの
【トロドーロ/ソーヴィニヨン・ブラン】をオススメすると思う。
その位、
このトロドーロは、
守備範囲が広い味わいのワインと言えよう。
最初にソーダで割ってみたが、
アルパカやサンタ、プードゥの白よりも
ずっと飲みやすく感じた。
1,000円以上のワインなら、
これよりも美味しくソーダ割りできる物があるが、
ワンコイン近辺のワインでは、
このソーヴィニヨン・ブランが一番ソーダ割りにあうのではなかろうか?
その位の実力を兼ね揃えた「安うまワイン」であると断言する。
そう言った意味においても、
このワインは【破壊力】を持ったワインと言えるだろう。
※ 2015/11/12に画像変更しました
最後に注意事項として、
このワインには、生産年が入っていない。
つまり、ノンヴィンテージのワインと言う事だ。
生産年/ヴィンテージは、
何年に採れたブドウで作られているのか、
という表記である。
先日、ご紹介したアルパカの白の場合は、
エチケットに「2014」と入っているので、
2014年に採れたブドウで作ったワインですよ、
と、言う意味。
いわゆる”ヴィンテージワイン”と言うのは、
この生産年が入っているのか、いないのかの違いであります。
なにも良いワインという意味ではありません。
¥500円で買えるワインでも、
生産年が入っていれば、
それは、もう、歴とした”ヴィンテージワイン”なのです。
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