283/365日の出来ごと

破壊力のある白ワイン【トロドーロ/ソーヴィニヨン・ブラン】を飲んでみた

今日は久々に”破壊力”を持ったワインを発見してしまった。

 

そのワインの名は

【トロドーロ/ソーヴィニヨン・ブラン】 [ TORO D’ORO / SAUVIGNON BLANC ]

やはり、チリ産のワインである。

 

このワインの何が、

破壊的かと言うと、

まずはその値段である。

 

店頭価格『¥398』!!

 

税抜きの値段ではあるが、

フルボトル720mlである!!

 

このプライスを見たときに、

思わず「うわっ!!」と口から出てしまった。

 

このワイナリー” Tunquelen Wines “は、

初めて聞く醸造所であった。

 

単なるネゴシアンかもしれないが、

公式サイトも存在する。コチラ➡Tunquelen Wines

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公式サイトより転載

 

では、

実際の味わいは、どうなのか!?

 

 

さすがに、この値段だけあって、

栓はスクリューキャップ方式である。

 

瓶の厚みも薄いように感じる。

 

でも、裏面を見てみると、

「ボトリング:マンズワイン株式会社」となっている。

 

輸入者は「丸紅食料株式会社」。

 

バレルで輸入した物を、

国内で瓶詰めしているのだろうか?

 

まあ、話しは置いておいて、

いざ飲んでみると、

ソーヴィニヨン・ブランでありながら、

酸をあまり主張する白ワインではない。

 

始めはソーヴィニヨン・ブラン用のグラスを使って飲んでみたが、

別のグラスでも問題なく飲める味わいである。

 

チリのソーヴィニヨン・ブランと言えば、

もっと酸が立った物が印象なのだが、

このソーヴィニヨン・ブランは、

味わい的なことで言えば、

イタリアのピノ・グリージョに似ている。

 

少し甘めで、

後味に特徴がある感じだ。

 

フランスのソーヴィニヨン・ブランをイメージして購入すると、

きっと期待を裏切られることだろう。

 

それほどに、酸を感じられない白ワインである。(悪い意味ではない)

 

私的には、

白ワインと言えば「シャルドネ」なので、

このあたりの酸の少なめの味わいは好きな方であるので、

まったく問題にならなかった。

 

いくらチリワインと言えども、

この値段を付けられると、

ブドウジュースに加糖して、

ワインを混ぜたイカサマワインを想像してしまう。

 

念の為、

再度、裏のラベル表記を確認すると、

品名は「ワイン」だし、

ブドウ果汁の記述も無い。

IMG_8040

まず、

ワインで間違いなかろう。

 

マンズワインって、

まずワインって、ことなのか!?

 

 

話がそれたが、

このワイン、

税抜き¥398-と、

激安のワインだが、

味わいはまったくもって問題が無い。

 

いや、

むしろ、

アルパカの白よりも飲みやすいと感じるではなかろうか?

 

グレード的にはアルパカの方が上なのは間違いないが、

普段気軽に飲めて、

いろんな料理に合わせられる白ワインを聞かれたら、

私なら、こちらの

【トロドーロ/ソーヴィニヨン・ブラン】をオススメすると思う。

 

その位、

このトロドーロは、

守備範囲が広い味わいのワインと言えよう。

IMG_8302

最初にソーダで割ってみたが、

アルパカやサンタ、プードゥの白よりも

ずっと飲みやすく感じた。

 

1,000円以上のワインなら、

これよりも美味しくソーダ割りできる物があるが、

ワンコイン近辺のワインでは、

このソーヴィニヨン・ブランが一番ソーダ割りにあうのではなかろうか?

 

その位の実力を兼ね揃えた「安うまワイン」であると断言する。

 

そう言った意味においても、

このワインは【破壊力】を持ったワインと言えるだろう。

 

 

 

※ 2015/11/12に画像変更しました

最後に注意事項として、

このワインには、生産年が入っていない。

 

つまり、ノンヴィンテージのワインと言う事だ。

 

生産年/ヴィンテージは、

何年に採れたブドウで作られているのか、

という表記である。

 

先日、ご紹介したアルパカの白の場合は、

エチケットに「2014」と入っているので、

2014年に採れたブドウで作ったワインですよ、

と、言う意味。

 

いわゆる”ヴィンテージワイン”と言うのは、

この生産年が入っているのか、いないのかの違いであります。

 

なにも良いワインという意味ではありません。

 

¥500円で買えるワインでも、

生産年が入っていれば、

それは、もう、歴とした”ヴィンテージワイン”なのです。

 

 

 

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