283/365日の出来ごと

コストコで買った【 重畳/Choujou 2015 】を飲んでみた

今回取り上げるワインは、

283.life初の国産ワインのご紹介です。

 

【 重畳/Choujou 2015 】

 

choujou-white2015

 

 

この重畳、

「ちょうじょう」と読みます。

 

昔から日本にある言葉らしいですが、

私は知りませんでした。

 

最初「じゅうたん?」って、思いました。

 

そこで、

重畳の意味を調べてみると、

デジタル大辞泉の解説

ちょう‐じょう〔‐デフ〕【重畳】

[名](スル)

幾重にも重なること。

この上もなく満足なこと。大変喜ばしいこと。感動詞的にも用いる。頂上。

らしい。

 

この重畳に使われているブドウ品種は、

「甲州種」とのこと。

 

なぜ、そのまま「甲州」と書いていないのかは不明だが、

日本の品質表示の規定に何らかのルールがあるのかも知れない。

 

甲州と言えば、

日本のワイン造りでは外せない品種。

 

てか、

昔はこれしか見なかった様な気もする。

 

でもって、

お味の方は・・・。

choujou-white2015-9009

 

まず一口、

「あまい」

 

二口目、

「樽がかかっている」

 

三口目、

「後味が良い」

 

そして、

しばらくワインを眺める。

 

 

全体的な印象とすれば、

あまい飲み口だが、

甘さは徐々に奥へと引っ込み、

甘さ以上の厚みが感じられるようになる。

 

そして、

喉を通った後に、

鼻へと抜けてゆく樽香の余韻。

 

そこで私の思ったことは、

『この重畳は、甲州ワインのイメージとは合致しない。』

で、あった。

 

甲州の白と言えば、

ほんのり甘みがあるが、

その味わいはスッキリ、

ワインと言うよりも日本酒に近い印象であった。

 

だから、

私は鰹のたたきなんかといっしょに

甲州の白を飲んでいたものだ。

 

ともすれば、

そのスッキリ感は、

悪く言えば「味が薄い」と思われてしまう。

 

日本のワイン醸造技術には、

その根底に日本酒の醸造技術が見え隠れする。

 

諸説あると思うが、

日本のワイン造りは、

ブドウ農家の人が日本酒の蔵元から、

その醸造技術を教わったと聞く。

 

当然の事ながら、

そこから出来るお酒も、

和食に合うスッキリとした飲み口となる。

 

私も正直なところ、

日本のワインは、あまり好きではない。

 

その理由は、

上記の様に味わいが薄く感じるからである。

 

この感じ方は、

個人差があるので、

一概にどうとは言えないが、

どうせ同じ値段を払うのなら、

日本のワインよりも海外のワインの方が、

味が濃いし、美味しいと感じるからである。

 

これが、

今までの日本のワイン、

とりわけ甲州ワインに対する印象であった。

 

 

しかし、どうだろう、

この【重畳2015/HUGGY WINE 】は、

 

知っていなければ甲州種の白ワインとは、

気がつかない程の濃い味わいである。

 

裏のラベルには「タイプ辛口」とあるが、

口に含んだときの最初の味わいは「甘口」だろう。

 

ワインを喉の奥に流し込んだ後に、

甘さが続けばデザートワインだと思えるくらいのファースト・インプレッションであった。

 

しかし、

この重畳の場合、

甘みの切れ味が良く、

その後に来る酸味が、

上手い具合に樽香と交わる為、

まったくくどさは感じられない。

 

日本の甲州では無く、

フランスのゲヴュルツトラミネール的な味わいである。

 

このワインの名の通り「重畳」な深さを感じることの出来る1本だと思う。

 

言い忘れたが、

このワイン1本の値段は、

公式サイトによると750ml/1,497円(税込)である。

 

しかしながら、

この「重畳2015」は、

コストコでも売ってる。

 

そのコストコでの販売価格は、

1本1,148円である。

 

コストコまで買いにいかなければならないが、

この味わいで¥1,148は大変お買い得であろう。

 

因みに楽天リンクを張っておくので、

興味のある方は⏬下の文字をクリックして⏬ご覧下さい。

意外な甲州種の白ワイン【重畳】

 

 

もちろんのこと、

この重畳もソーダ割りがとても美味しい。

 

甘みがスパークリング系の特徴とも似ているので、

泡好きの方であれば、

間違いなく受け入れられる味わいだと思う。

 

合わせる料理としては、

トマトベースのパスタやピザなんかがいいのでは?

 

私は、

これで豚ネギマを塩胡椒で戴きましたが、

ブダの油が少しクドいように感じたので、

肉系と言うよりは、

トマトとかの酸味の利いた料理が合うと思います。

 

アヒージョなんかも良いかも知れないと思いました。

 

いずれにしても、

このワイン、

買って損は無い1本だと思います。

 

 

【 結論 】

「重畳2015」は、

日本の白ワインの印象を覆す1本である。

 

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