283/365日の出来ごと

【700番 第一巻】に書かれている麻薬取引の矛盾点を検証してみた

さて、

ASKA著『700番 第一巻』を読みました。

この『700番 第一巻』よりも前に『700番 第二巻 第三巻』が発表されていました。

その本のレビューは以下の記事を御覧ください。
http://283.life/archives/3427

 

細かい内容は実際に読んでいただければ分かるのですが、

巷のテレビなどで語られていた内容とは、

少し違う印象を私は持ちました。

 

マスコミが報じているのは、

いわゆる【集団ストーカー】によるハッキングの部分だけですね。

 

でも、これは、

ASKA氏自身が薬物に手を出してしまった原因のひとつとして語られているだけです。

 

私がこの『700番 第一巻』を読み終えて思ったことは、

この本には、【3つの主題がある】

という事でした。

 

その3つは、

  1. パソコン・電話・監視カメラがあれば、全てを盗撮や盗聴できる
  2. 薬物の危険性は、日常生活のすぐ側にある
  3. 一緒に逮捕された女性は冤罪である

の3つです。

 

上記の3点を、

多少前後はあるものの時系列に述べているのが、

この『700番 第一巻』だと思います。

 

しかし、

ここで気になる表記があったので、

私なりに考察してみることに致しました。

 

何が気になったかと言うと、

それは、薬物に手を出してから、

その後、定期的に購入し、

そして、逮捕されるまで時間軸についてです。

 

その気になる点は、

購入の日付と実際の内容が合致しないところです。

 

ちょっと長くなりますが、

その経緯を箇条書きにしてみたいと思います。


【ASKA薬物使用履歴】

1.
1996年6月 ロンドン/クラブ エクスタシー(英国では処方される?) 1錠の半分 興味本位

2.
2003年 日本/友人宅 3CPP(当時は違法ではない) 量不明

2006年に3CPPが麻薬・向精神薬指定となる

3.
2008年 日本/病院 安息香酸ナトリウムカフェイン(合法) 0.4g包☓?
2016年まで3回処方された

4.
2010年 日本/東京 覚醒剤・3CPP(違法) 30万円分 覚醒剤☓2・3CPP☓1 依頼先:柳田(風俗店経営)

2011年に柳田が脳梗塞で倒れ、しばらく薬から離れる。

「2013」年1月1日
 本文中には2013年とあるが、本当は2012年ではないのか?

仮にここは書籍を正しいものとして表記する。

5.
2013年1月1日 日本/東京?の駐車場 覚醒剤(違法) 30万円分 依頼先:北海道の斎藤→東京の吉野

6.
2013年4月 日本/駒沢から池尻への車中 覚醒剤(違法) 量不明 この日で3回目の取引にて吉野からASKAと呼ばれる。

7.
2013年7月 日本/自宅近くのマンション 覚醒剤(違法) 量不明 吉野からのプロデュース依頼を断る

本に書かれている日付が正しければ、この辺りで東スポの「超大物シンガー薬物中毒」の報道があるのだが、この時点では吉野とは絶縁していないので、辻褄が合わないことになる。

8.
2013年秋 日本/池尻までの車中 覚醒剤(違法) 本に取引の記載はないが吉野と接触した際に、吉野がヤクザだと判明する。

8-1.
2013年11月27日 日本/自宅近くのマンション MDMA(違法) 100錠(逮捕までの使用は8錠) 依頼:柳田
8-1としたのは、この日付は合っていると思うからである。おそらく、5から13まで(8-1を除く)は、1年先の日付になっていると思われる。

9.
2014年1月 日本/自宅近くのマンション 覚醒剤(違法) 量不明 マンション内で盗撮・録音される 相手:吉野

この日付以降、薬物取引の記載はない。

しかし、ヤクザ吉野から盗撮データを買えと恐喝されるようになる。

10.
2014年2月 盗撮DVDが届く 吉野から電話があった際、盗撮データの消去を要求し、相手は了承。

11.
2014年3月上旬 吉野から連絡があり5,000万円の要求があるが、それを断る。

12.
2014年3月から6月までの間で「一過性脳虚血症」で空港ロビーで倒れる。

13.
2014年6月 CHAGE and ASKA復帰ライブ中止発表。

だが実際の日付は、2013年6月11日。

やはり、ASKA氏or扶桑社は日付を1年間違えた状態で発売してしまったらしい。

書籍に「2014」の表記はないが時系列で書いているとすると、2014年と言うことになってしまう。

そもそも、ASKA氏の最初の逮捕が2014年5月17日なので、間違いなく年は2013年の間違いであろう。

この日付の間違いを直接ASKA氏から訂正発表してほしいところである。


ここまで書いて思ったが、

表にしたほうが分かりやすいと思ったので、

日付の間違いを正した上で表を作ってみた。

画像クリックでPDFファイルにリンクします

 

まあ、

ざっとこんな感じで推移していくのですが、

ASKA氏も最初は「興味本位」ではじめたものが、

徐々にエスカレートして、

最後は誰もが知るところの逮捕劇に繋がってゆくわけです。

 

本文中にもありますが、

薬物の誘惑は、

強い意志であっても抗えないものであるとのこと。

 

人間の脳を虜にしてしまう恐ろしい薬だと言うことだろう。

 

それと、この本で繰り返し出てくるのは、

集団盗聴盗撮グループによるASKA監視ゲームに対抗するため、

夜通し起きていられる「何か」を必要としていた。

 

その「何か」が、薬物であったと言うことであった。

 

最初に医者に処方してもらった「安ナカ」も、

眠気覚ましの目的で使用していたらしいので、

集団盗聴グループの監視が精神的にもきつかったのだろう。

 

決して、それを認めてもいけないのだが・・・。

 

 

3番目にあげた一緒に逮捕された「女性は冤罪」という主題。

 

ASKA氏は、

実は、ここの部分が一番世間に伝えたかった事なのではないだろうか?

 

各マスコミや週刊誌などは、

この警察批判の部分を意識的に取り上げようとしていない。

 

むしろ、

集団ストーカーという幻想を捨てきれない薬物中毒患者のイメージを

必死になって大衆に刷り込もうとしているように感じられる。

 

お上に逆らわないマスメディアの特徴が色濃く反映されている。

 

特に【警察組織】には、

頭が上がらないのがマスメディアだ。

 

だからこそ、

この部分は完全にスルーされている。

 

ここで疑問に思うのは、

一緒に逮捕された女性の毛髪から、

なぜ麻薬成分が検出されたのかと言う事である。

 

この検出も、

1回目では「黒」

2回めでは「白」

と変化している。

 

つまり、

毛髪からの鑑定は間違いであったこととなる。

 

これって、

なにかと似ていないか??

 

そう、

ASKA氏本人が2回目の逮捕をされた時と同じである。

 

ASKA氏が尿とお茶をすり替えて提出した液体から麻薬反応が検出された時である。

 

もちろん、

お茶からは麻薬成分は出ないであろう。

 

もし、お茶から検出されたら、

その辺で売っているペットボトル入りのお茶を麻薬指定しなければならなくなるだろう。

 

『700番 第二巻 第三巻』で記述のあった「スポイト」が、

この第一巻で記述のある「スポイト」であるのなら、

検出される可能性もあるのかも知れない。

 

これと同じ様に、

一緒に逮捕された女性宅のエアコンフィルターから

MDMA成分が検出されたことにも非常によく似ている。

 

5年前に女性宅で、

ASKA氏本人がガラスパイプで吸引した麻薬成分が、

何度も清掃してるであろうエアコンフィルターから、

検出されるものなのであろうか?

 

ASKA氏の場合も、

麻薬反応が陽性となったのは、

取調室で後ほど聞いたと書いてある。

 

本人の目の前では、

簡易検査もされていなかったらしい。

 

これが事実だとすると、

日本の警察の闇は深そうですな。

 

 

最後に

日付の矛盾点(おそらく間違い)はあるものの、

ASKA氏は、今回の逮捕へと至った経緯と動機については、

正直に書いているのではなかろうか。

 

しかし、

本文の裏側にある「真実」は、

どこかオブラートに包んだ表現にしていると感じる。

 

あれだけASKA氏を追い詰めた警察が、

2回目の逮捕後、

あっさりと不起訴となり釈放しているのは、何故か?

 

ここには、やはり、

ASKA・警察組織ともに何らかの妥協点があったのではないか?

 

それが何なのかは分からない。

 

本文中に出てくる「真澄/ますみ」は、

「香澄美/かすみ」で間違いない。

 

前回の記事にも記し、

書籍の本文中にも伏せ字で出てきたが、

この香澄美は、

パソナグループの元社員である。

 

パソナ=南部靖之=竹中平蔵=政治

 

この一連の騒動は、

政治的思惑とは切っても切り離せない「何か」が存在しているのだろう。

 

その「何か」を、

我々一般市民が知る由もないが、

これだけの暴露本をフジサンケイグループの出版社:扶桑社が、

意味もなく出すとは思えないのである。

 

で、結局のところ、

このASKA氏の楽曲や書籍のマーケティングは、

成功している。

 

 

それが、今回の【結論】です。

 

 

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