11 Oct 2015
夕方、
部屋の窓ガラスが黄金色に照らされていた。
外に出ると、
西の空に広がってきた雲が、
夕日に照らされていた。
始めは黄金色だが、
その内、段々とオレンジから赤色に変化していった。
雲の様子も普段とは違っていて、
あばら骨が浮き出ているような雲が、
西の空一面を覆っていた。
朝焼けが異様に赤いと地震の前触れとも言われるが、
夕方の雲と、
その赤さは、
それを彷彿とさせる様相だった。
「きれい」と言うよりも、
「こわい」という表現の方がしっくりとくる、
空模様であった。
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