283/365日の出来ごと

Puda / Shiraz Cabernet 【プダ/シラーズ カベルネ】を飲んでみた

さて、

今回は、

前の投稿でペンディングになっていた

「Puda」と「pudu」の比較になります。

 

まずは、

新顔、Puda / Shiraz Cabernet【プダ/シラーズ カベルネ】の感想から。

 

Pudaシリーズ2本目の紹介となるが、

今回は「シラーズ カベルネ」を使った1本だ。

 

前回のブドウ品種「メルロー」は、

安うまワインでは、中々お目にかかれないブドウだった。

 

で、

今回は、

チリの安うまワインの中では、

定番とも言って良いセパージュである。

 

さて、

お味の方は?

 

毎度定番であるスクリューキャップをひねって開け、

すぐにボルドーグラスに注ぐ。

 

注ぎ時の泡が無くなるのを待ち、

軽くスワリング、

グラスを持ち上げ、

灯りに透かしてみる。

 

色は濃い。

だが、キレイなルビー色をしている。

 

そして、

ひとくち含み、

喉へ落としてみる。

 

「うん、カベルネらしい渋みと、シラーズのスパイシーさ。」

 

 

安うまワインの比較として挙げた

「pudu / カベルネ・ソーヴィニヨン&シラーズ」

と比べると、

CS(カベルネ・ソーヴィニヨン)とシラーズの特徴が

よく現れているワインだと思った。

 

puduを飲んだときは、

40分の抜栓後に飲み始めたが、

今回のPudaは、

抜栓後すぐに飲んでみた。

 

理由としては、

通常、一般的な人は、

飲む前の40分も前に栓を開けないのではないか?

と、思ったからである。

 

その代わりと言っては、なんだが、

イタリア風のカラフェを使って、

グラス2杯分を少し空気に触れさせて置くことにした。

 

その後、

食事と共に飲み進めていくと、

最初の渋みとスパイシーさは、

すっかりと影を潜め、

ニューワールド特有のクセの無いCSとシラーズの

果実味が前面に出てくる味わいへと変化した。

 

ボトルのままのワインと、

カラフェに入れたワインとを比べても、

さほど大きな差は感じられなかった。

 

その為、

ワインフルボトル(750ml)を

一晩で飲みきらない場合には、

デキャンタせずにそのままボトルで飲んだ方が良いのかも知れない。

 

このワインはスクリューキャップなので、

飲み残した分は、栓を閉め直せば、

翌日もこのワインを楽しむことが出来るだろう。

 

実際、

私も栓を閉め直して、

翌日に飲んでみたが、

品質的には問題なく飲めた。

 

だが、

2日目は早めに飲みきった方が良いと思った。

 

2日目の最後の方は、

少し酸味がきつくなってきたので、

私もすぐに飲みきることにしたからである。

 

puda-cs_sh-3

 

さて、

この<Puda / Shiraz Cabernet 【プダ/シラーズ カベルネ】>の

全体的な印象だが、

抜栓後しばらくはCSの特徴である渋みや重厚感を感じるが、

すぐにそれはニューワールド・シラーズの

甘い果実味へと変わっていくと思った。

 

2日目の酸味も、

どちらかと言えば、

シラーズのそれと思わしき印象であった。

 

このワインのセパージュ比率は分からないが、

幾分かシラーズ比率が高いのではないだろうか?

 

 

このワインに使われているブドウ品種、

「カベルネ・ソーヴィニヨン」と「シラーズ」。

 

南米チリの安うまワインでは、

定番とも言えるセパージュだが、

こちらのPudaは、

他の安うまワインとは一線を画している印象だ。

 

なので、

他の安うまワインの味に飽きた、

もしくは、口に合わなかったと言う方は、

こちらのPudaを試されては良いのではないだろうか。

 

きっと、

それまで飲んできたワインとは、

違う何かを発見出来ると思います。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

さてここで、

このエントリー最大の目的である

「pudu」と「Puda」の比較を行ってみよう。

 

品名

pudu (プードゥ)

カベルネ・ソーヴィニヨン&シラーズ

Puda (プダ)  

シラーズ カベルネ

勝敗
生産年 ノン・ヴィンテージ(生産年なし) 2015年(毎年変わる) Puda
ブドウ カベルネ・ソーヴィニヨン[51]とシラーズ[49] シラーズ[多]とカベルネ・ソーヴィニヨン[少]
地区 セントラル・ヴァレー(チリ) セントラル・ヴァレー(チリ) 同じ
内容量 750ml 750ml 同じ
Alc.% 12.5% 13% Puda
値段 ¥594(税込み)くらい ¥734(税込み)イオン店頭 pudu
スクリューキャップ スクリューキャップ 同じ
鹿の絵 可愛げな赤ちゃんのシルエット(金色) リアルな成獣のイラスト(黄土色と黒) 好み
総評

・良くも悪くも始めから最後まで安定した味わい

・KIRINなので大抵どこでも入手可能

・良く言えばクセがない、悪く言えば特徴がない

・始めは渋みがあり、2日目には酸味が増える

・イオンでしか見たことがない(合弁会社)

・ボトルデザイン的に安っぽさがない

 

表にすると、ざっと上のような感じになる。

 

勝敗表で見ると、

Pudaの方が1ポイントUPで勝利と言う事になるのだが、

この価格帯のワインで言うと、

最も大きな基準は、

ズバリ値段だと思う。

 

その値段において、

puduの方がPudaよりも¥150程安いので、

その差額分のお金で発泡酒が1本買えると思うと、

これは非常に悩ましい問題だ。

 

ただ単に、酒飲みの意見として考えるのなら、

赤ワインのpuduと

発泡酒の麦とホップを買っておいて、

はじめに食前酒として麦とホップを飲み、

そして、次にpuduを味わう。

 

更に、

puduを残しておいて、

翌日に楽しむ。

 

2日も楽しめて、

しめて、¥700円なり。

 

これなら、

一日当たり¥350なので、

財布の紐も硬い堅実な奥様でも、

気を許そうとも言う物だ。

 

 

それならば、

Pudaは負けなのか!?

 

いや、負けでは無い。

 

それは・・・、

Pudaの方がデザイン的に良くて、

ボトルの形もスラッとしていて、

どことなく高級感が漂っているからである。

 

このワインなら、

イオンで買ってきたボトルを

何気に食卓の上に置いておけば、

『なに!?今日はなんかのお祝い??』

なんて、

気むずかしいご主人も気分を良くするに違いない。

 

普段はコンビニくらいしか行かないご主人であれば、

この値段がバレることも無い。

 

それが、たったの、¥734円である。

 

 

ここで、

あえて勝敗を付けるのなら、

肩身の狭い旦那様が飲むのなら「pudu」の勝ち。

 

そして、

疲れて帰ってくる夫を少しでも癒やしてあげたい、

と思う奥様が買うのなら「Puda」の勝ちであろう。

 

 

 

さて、

ここまで読ませておきながら、

私自身の判断は?と、言うと・・・。

 

同じブドウ品種(CSとシラーズ)のワインなら【 pudu 】の勝ち。

 

安うまワインのブランドとしてなら、

【 Puda 】<メルロー>の勝ちである。

 

 

【 結論 】

 

安うまワインのコスパを追求するのなら【 pudu 】

安うまワインの味わいを優先するなら【 Puda プダ/メルロー 】を買え!

 

「シラーズ カベルネ」じゃないからね。メルローだよ。

 

 

puda-cs_sh-2

「手羽先」は甘辛系の味付けが合うと思います。香辛料系なら別のワインがいいかも!?

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