283/365日の出来ごと

逮捕で甘さが抜けたASKAのNewアルバム【Too many people】を聴いてみた

前回の記事に引き続き、

最近なにかと話題のASKA氏のCDの感想です。

ASKA著【700番 第2巻 | 第3巻】を読んでみた

 

今日(2017/02/21)、

Amazonで予約していたCDが届いた。

【Too many people / ASKA 】

が、それだ。

 

正式な発売日は明日の2.22だが、

いつも通り1日前に届くのがAmazon。

 

 

さて、

前回の記事のときにも書いたが、

私はCHAGE and ASKAのファンではない。

 

「はじまりはいつも雨」は好きな曲のひとつだが、

アルバムが出る度にCDを購入したり、

レンタルして聴くほどのファンでもない。

 

しかしながら、

バブル時代に青春を過ごしてきた世代は、

否が応でも「チャゲアス」や「アスカ」の楽曲とともに、

10代後半から30代へと時を経てきたのも事実である。

 

Amazonから届いた袋を破り、

外付けのスーパードライブにCDを挿入、

iTunesが自動的に曲をHDDに取り込んでいく。

そして、

サウンドカードに接続したSennheiserから曲が鼓膜へと響く。

 

 

このアルバムは、全部で13曲の構成だ。

先にYouTubeで発表された数曲のタイトルも含んでいる。

 

さてさて、

Macで作業しながらヘッドホンで聴きはじめた。

 

1曲目の「FUKUOKA」は、

逮捕後にはじめてASKA氏が発表した楽曲と言うこともあり、

Youtube内に留まらず、テレビでも流れていたと思う。

 

それが1曲目だったので、

ごく自然にASKAの楽曲を受け入れられた。

 

そんな調子で、

2曲目、3曲目へと進んでいった。

 

良くも悪くも、

「ああ、これがASKAの声だ。」

と、思いながら聴いていた。

 

すると、突然、

びっくりしたことが起こった。

 

『初めて聴くのに懐かしい歌 愛する誰かを歌っているのだろう』

と、ASKAのCD音源から、

長渕の声が聴こえてきた!!

 

私は、

「ま、まさか・・。」

と、思ったが、

やはりそれは、まさかの間違いであった。

 

その長渕と間違えてしまうような歌い方は、

アルバムタイトルでもある「Too many people」という楽曲だ。

丁度アルバムの真ん中くらいの7曲目に収録されているものだ。

 

ASKA氏も長渕剛氏も、

九州の出身で、フォークソングではじまり、

同時代を生き、ふたりとも薬物で逮捕。

 

なんか似てるところがあるよね!?

 

多分、

このCD聴いたら、

他の人も、きっとそう感じるのではないでしょうか?

 

ひょっとしたら、

ダウンタウンの松本人志あたりが、

ネタで使うのではないだろうか?

 

まあ、

そんなこんなで、

全曲を聴き終わった。

 

iTunesの再生が止まったところで、

じわーっとした感情が込み上げて来た。

 

「いいアルバムだ。」

 

今まで、

私がアーティストASKAに抱いていた感想は、

歌い方の甘ったるさであった。

 

取り上げる題材もそうなので仕方がないとは思うが、

どうも恋愛系の雰囲気で、

Barで女を口説くような歌声に聴こえていた。

 

それが、どうであろう。

このNewアルバムでは、

その歌い方や歌詞が今までの雰囲気とは少し違っているのである。

 

歌声は、甘いと言えば、甘い歌声なのであるが、

クドすぎない甘さなのである。

 

ちょうどいい感じのタイ焼きのあんこである。

 

そして、

その調度良い甘さから発せられる歌詞は、

いい意味でのあきらめ感が漂っていて、

素直に”今の自分”をさらけ出しているように感じた。

 

ある種、

投げやりとも取られそうなその歌詞には、

恩着せがましくもなく、

応援や叱咤激励の様な、

前向きな生き様がとても伝わってくる。

 

・・・・。

 

やばい、

「未来の勲章」聴いてたら、

涙が出てきた。

 

何だ、これ。

 

まずいな、、、これ。

 

俺、病んでるのかなぁ。

 

 

今、

もっとも苦しんでるのは、

ASKAのはずなのに・・・、

 

なんで、

俺が励まされてんだよ。

 

スゴイよ、あんたは。

 

自分が苦しい時に、

よくこんな曲書けるなぁ。

 

 

やっぱ、

プロだわ、

飛鳥涼は、

ホンモノだわ。

 

 

ダメだ、おれ。

 

ASKAのファンになっちゃうよ・・・。

。。。。。。。。

。。。

 

 

【結論】

不景気で厳しい日本で、

顔には出さず頑張っている人たちに、

1曲めから順番に13曲めまで聴いてほしい。

人は、思いっきりマイナスからでも、

きっと立ち直れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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