5 Nov 2015
シングルモルト、TALISKER。
いわゆる”スコッチウィスキー”だが、
私は
このタリスカーが
とっても好きだ。
しかし、このタリスカー、
新ラベルと旧ラベルとでは、
味わいがかなり違う。
ひとまず、
画像で確認してもらおう。
左が新ラベル、
そして、右側が旧ラベル。
違いはと言うと、
左の新ラベルのヴィンテージ表記の10年は「紺色」。
そして、
右側の旧ラベルの「10」の文字は、
金色である。
見た目の違いは、
このくらいであるのだが、
何が問題化と言うと、
肝心要の中身の味わいが違うのである。
現行ラベルの10年は、
旧ラベルと比べると、
良く言えばまろやかで洗練されている。
悪く言えば、
タリスカーの特徴をそぎ落としたつまらないシングルモルトになってしまった、
と、表現できるだろう。
確かに、
現行のタリスカーでも十分に美味いのだが、
旧ラベルや旧ボトルの味を知っている者にとっては、
物足りなさを感じてしまうのである。
【TALISKER/タリスカー】と言えば、
黒胡椒を思わせる口に含んだときのピリピリ感と、
何故か潮の香りを含んだ独特のアロマ、
そして、
飲み終えた後の長く続く余韻。
これこそが【TALISKER/タリスカー】だと思っていた私にとっては、
今の現行ラベルは、少々物足りないのである。
下衆な例えを出すのなら、
つきあい始めの頃は、
とげとげしい性格が妙に魅力的であったのだが、
30歳も目前となるやいなや、
妙に家庭的な雰囲気を醸し出すようになってしまった悪女が、
一転、魅力的に思えなくなってしまう・・・、
確かに同じ女なのだが、
なにかが違う・・・。
そんな感じであろうか!?
こう言っても、
分かりにくいだけだろうか。
しかし、
始めはそう思っていた新ラベルのタリスカーだが、
旧ラベルに近い味わいに戻す方法を発見した。
その方法は実に単純である。
ズバリ、グラスを換えるだけだ。
シングルモルトと言えば、
底の丸いグラスで、
飲み口の部分が狭まっている物が定番と言われる。
例えば、これ。
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私も以前からの習慣で、
このモルトグラスを使っていたが、
新ラベルをこの手のグラスで飲むと、
味わいが優しく感じてしまうのである。
そこでたまたま、
ロックグラスにタリスカーのストームを注いで飲んでみたら、
これが意外なことに、
あのタリスカーの爆発的な魅力が戻って来たのである。
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私が使用しているグラスは、
もうちょっと高級な物だが、
形状は上の画像のようなロックグラスである。
この傾向は、
ストームだけでなく、
10年にも当てはまる。
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この方法を見つけてから、
私は【TALISKER/タリスカー】の旧ラベルを
血眼になって探す苦労から解放された。
現在の【TALISKER/タリスカー】は、
従来のモルトグラスで飲むよりも、
底の平らなロックグラスで飲むように
ブレンディングされているのだと思った次第である。
ワインもそうであるが、
シングルモルトも然りで、
グラスによって味わいが全然違う物になると言うことを、
改めて感じた出来事であった。
最近のタリスカーが物足りないと思われている方は、
一度、ロックグラスに換えて飲んでみて下さい。
それでは。
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