283/365日の出来ごと

ミラーレス一眼【EOS/M5とLumix/G8】では、どちらが「買い」なのか?

先日、

ひょんなことから、

カメラのテストを頼まれた。

 

 

ある販売店からの依頼であったのだが、

現状使っている商品撮影用の一眼レフから、

軽くて楽なミラーレス一眼に変えたいとの希望。

 

最近ハヤリのYouTubeにも、

動画を簡単に上げたいとの希望があった。

 

私はいっその事、

「iPhoneでいいんじゃないですか?」

と、お答えしたのだが、

まあ、

いろいろな理由で却下された。

 

で、

長年キャノンユーザーであった私は、

つい先日に発売された【EOS M5】が気になっていたところだった。

 

eos-m5

 

でで、

ついでに寄ったビックカメラで、

先行展示されていたM5実機を触ってみた。

 

軽いし、

手に持った感触も悪くはない。

 

ミラーレスと言えどもEFレンズ群は、

使えるのだろうと高をくくっていたが、

どうやら一眼レフに使うEFレンズは、

アダプターを介さないと使えないようである。

 

これでは、

今までCANONのAPS-C機を使用してきたお客様も、

敢えてCANONにする理由が薄れてしまうと言うものだ。

 

それと、もうひとつ、

EOS・M5で気になった点は、

防塵防滴仕様ではないと言うこと。

 

カメラが専門でない人たちが使うと、

その使われるカメラたちは、

結構、ぞんざいに扱われるものだ。

 

その取扱方法で、

私が推薦したカメラが、

雨に打たれて故障でもしたら、

私の信用にも少なからず影響を与えると想像してしまったのである。

 

だから、

防塵防滴仕様でなかったCANONのEOS・M5は、

私の心内では、既に却下の文字が・・・。

 

でも、

決めるのは、

お金を出すお客様である。

 

あくまでも、

判断は公平にするべきである。

 

で、

ひとまず、

M5の場所を離れると、

Panasonicのコーナーに新しいミラーレス一眼があった。

 

それは、

Lumix DMC-G8。

 

今年の10月に発売されたばかりのカメラだ。

 

でで、

カタログを見てみると、

防塵防滴である。

 

ナイス!!

 

そんで、

ボディー背面の液晶モニターも、

バリアングルモニター。

EOS・M5は、

上下にしか動かないやつだったので、

G8の方が、ナイスだと思った。

 

こうなってくると、

G8とM5間を行ったり来たりしながら、

あとは扱いやすさかなと思い、

カメラを弄くり回していたら、

若い店員が擦り寄って来た。

 

ありがたく寄ってきてくれたので、

両カメラの機能差を質問してみた。

 

その店員は、

丁寧にいろいろ教えてくれたが、

私が気になったキーワードは、

以下の5点であった。

 

 

  Lumix G8 EOS M5
動画撮影サイズ 4K 3840☓2160 フルHD 1920☓1080
AF測距検出範囲  EV -4~18 EV -1~18
 測光方式(動画時)  マルチ測光 / 中央重点測光 / スポット測光  評価測光
ストロボ同調速度 1/160秒以下  1/200秒以下
深度合成(選択) あり なし

 

どちらを選ぶかは、

使う人の使用用途や撮影技術にもよる。

 

4K動画メインで考えるなら、G8。

静止画撮影でストロボを多用するのならば、M5。

商品のピントを手前から奥まで隅々まで合わせたいのなら、G8。

 

 

では、

一般的に商売で使うには、

どの項目が重要かをそれぞれ考えることにした。

 

【4K動画は必要か?】

YouTubeに動画をアップするにしても、

4K画質でアップすることは、

まずないであろう。

 

アップする前に、

編集するのが大変すぎて、

やってらんない。

 

つまり、4Kは必要なし。

 

 

【暗い場所で撮影するか?】

これは、あるかも知れないが、

現状でそんなに困っていないので、

あまり気にする必要はない。

 

しかし、

暗い場所でもピントが合わせやすのは、

撮る側にとっては、うれしいことである。

 

結局は、どっちでもいい。

 

 

【動画撮影時の露出合わせは?】

ここは、順光で撮影するのであれば、

どっちでもいいのだが、

撮影対象物のレイアウトや動きによっては、

中央部重点測光があったほうがいいと思う。

 

測光方式は、選択できたほうがイイ。

 

 

【フラッシュ撮影時のシャッタースピードは?】

暗いときには、もちろんだが、

明るい日中でも、

私はフラッシュを併用するようにすすめている。

 

その方が、

撮影対象物の色が安定するし、

影になった部分にも光が当たるので、

平均点的な写真が作りやすいからだ。

 

撮影ブースがあったり、

ライトなんかを持ち合わせているのであれば、

同調速度なんかどうでもいいし、

外部ストロボをクリップオンすれば、

それこそ全速度同調でも不可能ではない。

 

でも、高々半段ではあるが、

シャッタースピードは速いに越したことはない。

 

プロ級腕前の人なら、

1/160だろうが1/200だろうが、

関係ないだろうが、

普通の人なら1/160と1/200では、

結構の差を感じると思う。

 

だから、同調速度は1/200秒の方がイイ。

 

 

 

【深度合成(フォーカス合成)は必要か?】

まず、深度合成(フォーカス合成)とは、

一体、なんのことなのかをハッキリしておこう。

 

簡単に言うと、

ひとつの撮影対象物を何回も撮影する。

その際、

少しずつピントをずらしながら、

連続撮影することにより、

最後には、

カメラ上で1枚の隅から隅までピントの合った画像を

作れる機能のことである。

 

む、むずかしい??

 

説明するのも大変だから、

下のURLをご参照ください。

http://panasonic.jp/dc/compact/fzh1/4k_photo.html#focussynthesis

image25

画像クリックでPanasonic公式サイトへリンクします

 

結論的には、あったほうがイイ。

 

 

 


 

と、まあ、

こんな感じの事を店員と話している間で、

いろいろと考えていたのですが、

やっぱり、

最終的な決定権は、

お客様にあるわけなんです。

 

ビックに行ったときは、

なんとなく情報を仕入れようかなぁ〜

的な感じだったのですが、

再度、

来店したり値段交渉するのが、

とっても面倒に思えてきたので、

もう、

その場でお客様に電話確認したのです。

 

すると、、、

『安い方でイイよ。』

との回答。

 

てか、

安い方って言っても、

EOS・M5は発売前ですから〜〜〜!!

残念。

 

で、で、で、

結局のところ、

PanasonicのDMC-G8と、

G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.を

約20万円で仕入れて、退散。

 

 

このカメラで撮ったデータは、

最終的には私の方へ廻ってくるので、

その時に、

編集しやすいようにカメラの設定やら、

機能やらの確認をしがてら、

テスト撮影も兼ねて、

いろいろお散歩した時の画像が、

こちら。

 

 

 

ああ、

ごめんなさい。

 

比較したのは、

CANONのフルサイズ一眼、

EOS 5D Mark2 です。

 

 

ほんでもって、

そろそろ結論と行きますか。

 

 

 

【結論】

EOS・M5もLumix・G8も、

画質的には大差ないと思うので、

より写真や動画が楽しめる機能満載の

Panasonic Lumix DMC-G8オススメである!!

 

 

 

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